40代になり、身体の変化を感じるようになった。
円形脱毛症、トレーニング、そして海。
停滞していた自分が、少しずつ回復していく記録。
今日は休みだった。
また海に行きたくなった。
無心になりたかったんだと思う。
瞑想で得られる静けさよりも、
海の中の静けさが欲しかった。
準備中に気づいた小さな変化
いつものように準備をしていると、
サーフブーツが少し切れていることに気づいた。
前の自分なら、ここで思っていたかもしれない。
今日はやめておこう。
でもその日は違った。
あとで補修すればいい。
なぜか、そんなことはどうでもよかった。
コーヒーを入れてステンレスマグを準備する。
ボードや道具を車に積み込む。
気づけばもう、海に向かって走り出していた。
今日の海
海はサイドオフショアが少し強め。
でも波が潰されるほどではない。
テトラポッドに当たる波の音も、
いつもより少し優しく聞こえた。
ポイントには7人ほど。
ここはレベルも歴も関係ない場所。
技とかキレとか、
そんなものを見せる波じゃない。
ノーズにステップするのがやっとの波。
でも、それがいい。
ただ海に浮かんでいるだけでいい場所だ。
海の先生との再会
車を降りると、見覚えのある車が停まっていた。
近づくと、そこには
僕のサーフィンの先生がいた。
同じ会社の別部署で働いている人で、
今は色々あって休職している。
会うのは5ヶ月ぶりだった。
先生は僕を見ると驚いた顔をして、笑いながら言った。
「まさか偶然会うと思わなかったな。
なんか誰かと会わないかなって思ってたよ!」
その言葉を聞いて、
なんだか少し安心した。
先生はすぐに僕の頭の変化にも気づいた。
本当に心配そうな顔をしていた。
僕は言った。
「心配しなくても大丈夫です。
今はむしろスッキリしています。」
すると先生は静かに言った。
「無理することないよ。
休んで落ち着いたら、また戻ればいいんじゃないかな。」
その言葉で、
心の中が少し軽くなった。
先生のサーフィン
先生はロングボードに乗る。
派手な技を見せるタイプではない。
静かに波を待ち、
自分のタイミングで立つ。
無理に波を追わないし、
誰かと競うこともない。
ただ海を楽しんでいる人。
癒やしと楽しさを
自然に両立しているようなサーフィンをする。
海に入ると、頭のことを忘れていた
海に入った。
本当は無心になりたくて来たはずだった。
でも気づけば、ただ楽しく波に乗っていた。
海の中では、
頭のことなんて忘れていた。
むしろサングラスをかけて、
海の中の先生に手を振っているとき、
ふと、思った。
なんかイケてるな。
少し前の自分なら、
考えられなかった感覚だった。
海がくれるもの
娘の迎えもあったので、
僕は先に海から上がった。
すると先生がすぐに追いかけてきてくれた。
「またいつでも一緒に行こう。」
その言葉を聞いたとき、
こんな存在が自分の周りにいてくれることに
心から感謝した。
帰り道
帰り道、車の中はものすごく静かだった。
疲れた感じはあまりない。
むしろ身体が少し軽くなったような感覚だった。
きっと海は、
何かを持っていってくれたんだと思う。
ふと窓ガラスに映る自分が目に入った。
海に入る前なら
少し恥ずかしかったかもしれない。
でもその時は違った。
恥ずかしさよりも
どこか強さのようなものを感じた。
先生の言葉
先生が昔、最初に言ってくれた言葉を思い出した。
海は一生物。
スケボーやってた宮なら
おじいちゃんになるまで付き添ってくれるよ。
あの頃は、そこまで深く考えていなかった。
でも今日、
その意味が少しわかった気がした。
海は、
ちゃんとそこにあった。
もしあなたにも、
「なぜか行きたくなる場所」や
「久しぶりに会いたくなる人」がいるなら、
それはきっと大切なサインなのかもしれません。
海じゃなくてもいい。
あなたにとっての“静かな場所”はどこですか?
もしよかったら、コメントで教えてください。
ここまで読んでくれてありがとうございます。
このブログでは、
円形脱毛症になってからの生活や
海、トレーニング、身体の変化を記録しています。
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