仕事などで自分の時間術(仕事術)で疑問に思ったことはありませんか?
鈴木祐さん著YOUR TIME ユア・タイムを読んでみて思ったことは今までにやってた
ToDoリストやタイムレコードやカレンダー管理などやってきたことは一長一短だったんだなと思いました。
それを知った上で読み進めてみると非常にためになることがたくさんありました。
仕事や副業で使えるテクニックがたくさんあり、自分の”本当の生産性”を上げることをできたことを実感しました。
この記事では大事なとのことの要約をしたいと思います。
良ければ実際に手に取って読んでみてください。
万人に効果のある時間術は存在しない
鈴木さんは、どんな人にでも効果がある「万能な時間術」は存在しないと指摘しています。時間の感じ方や使い方は人それぞれ異なるため、自分に合った方法を見つけることが大事だと語っています。
1. 時間感覚が重要
時間そのものは誰にでも平等に与えられていますが、時間の感じ方(時間感覚)は個人差があります。
例えば、同じ1時間でも、ある人には短く、別の人には長く感じることがあるということです。
2. 時間術が効率に与える影響
「効率よく時間を使いたい」と思って時間術を駆使することはありますが、
時間を効率的に管理することが必ずしも作業効率を上げるわけではないと鈴木さんは指摘しています。
逆に、時間の使い方ばかりに集中しすぎると、本来の作業効率が下がることもあります。
また作業効率ばかりを追いかけると、創造性が下がります。
この創造性がビジネスではものすごく大事でいいアイディアが出なくなると企画などに悪影響を及ぼします。
3. トンネリング効果
「トンネリング効果」とは、複数のことに同時に集中しようとして、結果的にどれもうまくいかない状態を指します。
例えば、運転中に音楽を聴きながら隣の人と話していると、運転に集中できなくなり、事故のリスクが高くなる現象です。マルチタスクの危険性を示す例として使われています。
とにかくシングルタスクを心がけるだけでも時間を有効に使えるといいます。
4. カレンダーやTo Doリストが効果的でない人もいる
カレンダーやTo Doリスト、タイムログといった時間管理ツールが有効な人もいれば、そうでない人もいます。鈴木氏は、自分に合った時間管理法を見つけることが大切だと述べています。
5. パーキンソンの法則
パーキンソンの法則とは、「仕事の量は、与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」という原理です。
締め切りが長すぎると、時間の見積もりに歪みが生じ、無駄に時間を使ってしまうことがあります。
よくある話ですよね?今日中に終わる書類作成でも2週間も先になると余計な作業を入れてしまったり、
いらない装飾などを入れてしまい無駄に時間をかけてしまいます。
これに対処するために有効なのがタイムボクシングです。
6. タイムボクシング
タイムボクシングとは、ある作業にかける時間をあらかじめ「ボックス」として設定し、その中で期限や目標を設ける方法です。
たとえ作業が終わっていなくても、設定した時間がきたらその時点で区切るという考え方です。
これにより、ダラダラと作業を続けることを防ぎ、効率的に時間を使うことができます。
7. アンパッキング
アンパッキングとは、大きな作業を細かいステップに分解する手法です。
例えば、情報収集→データ抽出→アウトライン作成→文章にまとめる、というように作業を段階的に進めることが基本です。
これにより、漠然とした作業を具体的にし、進めやすくします。
少しでも複雑だと思うタスクは分解しまくります。
例えば大きい部署でのスケジュール作成の場合、
各エリアの必要人数
各シフトの必要人数
各スタッフのスキル考慮
希望されている有給などの当日のマンパワーの確認
というように分解して作成していくと、一つずつはそこまで時間がかかることなく終わります。
またタイムボクシングをとり入れてより効率よくタスクをこなすようになれます。
8. ビジョンエクササイズとロールレタリング
ビジョンエクササイズでは、タスクを選び、リラックスしてから、そのタスクの成功イメージを描くことで、モチベーションを高める方法です。
一方でロールレタリングは、自分が想定する相手に手紙を書き、その返信も想像する方法です。
これにより、自己の立場や思考を整理する効果があります。
自分は同じシチュエーションでも様々なパターンのビジョンエクササイズを行います。
If Then Planing のようなものも取り入れることにより、こうなったらこうなるなとあらかじめイメージしておくことでいろいろなケースで対応ができるようになりました。
9. デイリーメトリクスマトリックス
最後に、デイリーメトリクスとは、日々のタスクを測定し、評価するための指標を定め、成果を振り返るためのツールです。
三カ月と考えるより12週間、12週間と考えるより90日で考えるほうがよりゴールへの距離感をつかめるようになります。
これにより、どのタスクが時間を有効に使えているかを確認し、改善につなげることができます。
最後に
この本は特にいろいろなビジネス本を読んできた人こそおすすめできる本です。
またいろいろな分析によるタイプテストもあり、自分の気付きがあり楽しめる本でした。
今まで勉強してきたことは無駄にはなりません。むしろ短所を理解し、各時間術の長所を使えるようになります。
ぜひ手に取って読んでみてください!
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